スーパーフード”鮭”の栄養

健康栄養

お寿司、焼き魚、おにぎり、パスタ・・・様々な料理で使われている鮭(サーモン)。
好きな寿司ネタとして一位になることが多く、口にすることも多いのではないでしょうか。

人気の秘密は美味しさだけではなく、豊富に含まれる栄養素も理由の一つです。スーパーフードと呼ばれるほど健康的な食材で、子供や女性にも嬉しい栄養が一杯なんです。

結論を先に言ってしまうと、 免疫力、老化、血液、子供の発育などに役に立ちます!

まずは栄養素の一覧をご紹介いたします。
(※一例として焼いた紅鮭の栄養素をご紹介します。他の鮭や調理法(生、燻製)でも大きな差はございません。)

(参考:文部科学省 食品成分データベース)

鮭が、高タンパク低脂質で様々なビタミンを含んでいることがよく分かると思います!
でも、含有量だけ見ても凄いのかどうかピンときませんよね。。。

続いて、一日の必要摂取量と比較してみます!

(参考:厚生労働省 食事摂取基準)

鮭の切り身を一切れ食べるだけで、一般的な成人女性にとって必要な栄養の一部を摂取できるのです!

ここから特に含有量が多い栄養素の詳細をご紹介いたします。

■ビタミンD

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け強い骨をつくるために欠かせず、特に発育期の子供や高齢者にとっては気を付けないといけない栄養です。骨だけではなく、神経や脳の情報伝達にも役に立ちますし、最近注目されているのは免疫力にも作用する点です。ビタミンDは直射日光に当たっても体内で生成されますが少量であるのと窓越しや日焼け止めを塗っていると効果が薄くなってしまうので、一般的には食事やサプリメントで摂取することを推奨されています。
ビタミンDが含有されている天然食材は限られていて、鮭やマグロ、鯖といった魚の他、キノコ類に多く含まれています。
ただし身体に蓄積されるビタミンですので、毎日食べなければいけないと神経質にならなくても大丈夫です^^

■ビタミンB12

ビタミンB12は、神経を健康に保ち、貧血の予防にもなる栄養です。不足すると鬱病や認知症のリスクがあがります。しかし、ビタミンB12は魚だけではなく、食肉や卵、牛乳といった動物性食品に含まれていますので、成人の多くの方は不足することがございません。ただし菜食主義者の方は欠乏症に陥りやすく、また高齢者も吸収力が落ちるため意識的に食事やサプリメントから摂取する必要があります。
ビタミンB12に害は無いので食べ過ぎても問題ございません。(参考:厚生労働省eJIM)


以上が含有量が多いビタミンの説明です。
鮭には、他にも様々なビタミンが含まれていますので、マルチビタミンのサプリメントを食べるようなものですね♪

ビタミン以外にも貴重な栄養が含まれていますので、そちらのご紹介もさせていただきます!

■アスタキサンチン

最近では化粧品やサプリメントの原料にもよく使用されているので目にする機会が増えたと思います。アスタキサンチンには強い抗酸化力があるため、アンチエイジングや美肌効果が注目されています。
アスタキサンチンを含む天然食材は非常に少なく、鮭以外ではカニやエビから摂取できます。
ちなみに、鮭やイクラは川で紫外線を浴びて活性酵素が増えてしまうのですが、酸化しないようにアスタキサンチンが守ってくれているのです!

■DHA&EPA

DHAやEPAというと、青魚のイメージが強いと思いますが、実は鮭にも豊富に含まれています。アジに匹敵するほど含有していますし、イクラに至っては同じ重量なら青魚より多く含んでいます!
(イクラは高価でたくさん食べられませんが…( ;∀;)
DHAはお子様の脳の発育に、EPAは中性脂肪や血液が気になる方に必要ですね。

■プロテオグリカン

こちらも化粧品やサプリメントで注目されていますが、関節の軟骨や肌の保水力に優れていると言われています。ただ、鮭の身ではなく、鼻に含有しているので、召し上がる機会は少ないと思います…


いかがだったでしょうか。
「鮭は栄養が凄い!」ということだけ覚えていただければ嬉しいです♪

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