【永久保存版】鮭の種類一覧

コラム

スーパーに立ち寄った際に、銀鮭や紅鮭をよく見かけないでしょうか?
しかし、それ以外に、この時期(秋)にニュースで「北海道で秋鮭の水揚げが始まりました!」なんて目にしたり、回転ずしでサーモントラウトという鮭を見かけたりしますよね。

いったい鮭はどんな種類があって、それぞれどのような特徴をしているのでしょうか?
この記事を読めば、日常生活で鮭を選ぶ際の参考になるかもしれません^^

それでは、まずは鮭の種類の一覧をご覧ください!


■銀鮭<天然/養殖>
 ∟チリ産銀鮭
 ∟日本産銀鮭
 ∟アメリカ・アラスカ産銀鮭
 ∟カナダ産銀鮭
 ∟ロシア産銀鮭
 
■紅鮭<天然>
 ∟北海道産紅鮭
 ∟ロシア産紅鮭(沖獲り) 禁漁
 ∟ロシア産紅鮭(定置網)
 ∟アメリカ・アラスカ産紅鮭(カッパーリバー含む)
 ∟カナダ産紅鮭

■白鮭<天然>
 ∟北海道産秋鮭
 ∟北海道産時鮭
 ∟ロシア産時鮭(沖獲り) 禁漁
 ∟ロシア産白鮭
 ∟アラスカ産白鮭

■キングサーモン<天然/養殖>
 ∟ニュージーランド産キングサーモン
 ∟カナダ産キングサーモン
 ∟アメリカ・アラスカ産キングサーモン
 ∟ロシア産キングサーモン

■アトランティックサーモン<養殖>
    *天然も存在しますが市場流通していません。
 ∟ノルウェー産アトランティックサーモン(ブルーサークルサーモン)
 ∟チリ産アトランティックサーモン
 ∟スコットランド産アトランティックサーモン
 ∟カナダ産アトランティックサーモン
 ∟オーストラリア・タスマニア産アトランティックサーモン

■サーモントラウト<養殖>
 ∟チリ産サーモントラウト
 ∟ノルウェー産サーモントラウト
 ∟フィンランド産サーモントラウト
 ∟トルコ産サーモントラウト(淡水養殖)
 ∟ペルー産サーモントラウト(淡水養殖)
 ∟日本産サーモントラウト(少量ですが最近増えています)


いかがだったでしょうか?
多すぎて覚えられませんね(汗)

産地の違いもありますが、代表的な産地以外は気にしなくて大丈夫です!
銀鮭、紅鮭、白鮭(秋鮭)、キングサーモン、アトランティックサーモン、トラウトサーモンという6種類が日本に流通しているんだなくらいに思ってください。
特に銀鮭、紅鮭、トラウトサーモンは、スーパーや回転ずしで1年中よく見かけると思います。

続いて、それぞれの鮭の特徴について説明していきたいと思います!


■銀鮭
スーパーで一年中よく見かける鮭です。
銀鮭は養殖技術が確立されているため、日本で流通している銀鮭の多くが養殖です。
チリの養殖業が盛んで、日本も輸入量が多いです。(日本では三陸を中心に養殖されています)
チリ産は「チリ銀」と呼ばれることもあります。
鮭の中でも比較的安価にお買い求めできると思います。

一方で天然物は、日本に遡上することが少ないためあまり流通していませんが、
希少性が高く高級です。北米でも好まれる傾向にあり、他国でも高級魚の扱いとなっています。

■紅鮭
紅い身色が特徴で、天然物として根強い人気がある鮭です(養殖されていません)
ほどよい脂身で様々な料理に使えます。
塩鮭として日本で長く親しまれている鮭なので、馴染みがあると思います。

<補足>紅鮭はまだ養殖技術がしっかり確立されていないため基本的に天然ですが、
昨年岡山理科大学で養殖された紅鮭がごく少量販売されました。
道東でも養殖研究が始まっていますので今後養殖の紅鮭も流通してくると思います。

■白鮭
秋(9-11月)に北海道や東北地方で漁獲される秋鮭も白鮭のことです。
秋頃にスーパーに並ぶことが多いですが、主に国産なので好んで召し上がる方も多いです。
「秋鮭」はさっぱりしているため漬け魚としても美味しく召し上がれます。
また、北海道ではバターと味噌で”ちゃんちゃん焼き”として食べられることも多いです。
春から夏にかけて漁獲される「時鮭」は、遡上までの時間がありイクラに栄養がいっていないため、脂のノリが良く様々な料理で美味しく召し上がれます。

■アトランティックサーモン
元来、北大西洋に生息する鮭で、ノルウェーやチリなどで豊富に養殖されています。
養殖物は脂が非常に多いです。
尚、ノルウェー産のブランドの一つ「ブルーサークル」は、抗生物質、ホルモン剤、遺伝子組み換え飼料は不使用です。

■キングサーモン
その名の通り鮭の王様と呼ばれ、巨体です。
他の鮭が通常50~60cmであるのに対して1mを超えます。
非常に脂身が多く、それでいて繊維が細くなめらかな肉質で美味しいです。
天然物は希少性が高く、北米にて高級魚として流通されています。

■トラウトサーモン
淡水魚であるニジマスを海水で養殖した鮭のことです。
つまり、トラウトサーモンといえば全て養殖魚のことです。養殖魚ですので、脂のノリは非常に良いです。
チリ産は「チリトラ」と略されて呼ばれることがございます。チリトラは日常の食卓やレストランで食べる機会も多いため、若い方は食べ慣れている方が多いかと思います。
ノルウェー産はフィヨルドの大自然の中で育ちクセが無く脂がのっていて美味しいと評判です。


いかがだったでしょうか?
少し専門的な内容も入れてしまいましたが…
味に関しては、それぞれの味わいや脂のノリがありますので、好みの鮭を見つけると良いと思います!

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